聖災剣ブリランド【ポケモンSV S17最終856位】

はじめましてこんにちは、えがまるといいます。

エルレイド研究会の一員としてずっと目標にしてきたレート1900&最終3桁を初めて達成できたので記念に構築記事を書きました。これからレギュレーションは変わりますが読んでもらえるとめちゃんこうれしいです!

スマホから見ると行間がおかしいのでブラウザ版から見てもらえるとたすかります。設定どうしたらいいのかわかりません😭

構築経緯

前期から使っていたチョッキエルレイドが先発としてかなり強かったのでここから構築を組み始めた。

 

次にエルレイドと水ウーラやカイリューハッサムの対面ができたときに引き先がほしかったので持久力ブリジュラスを採用した。

 

また、現ルールにおけるHD持久力ブリはその対応範囲の広さからあまりに強すぎるポケモンだと感じていたため、その強さを最大限引き出すための相方として霊獣ランドロスを採用した。

 

続いてエルレブリランドでは高速ポケモンによる攻撃技や補助技の嵐に弱かったため、最速エナジーハバタクカミと電気テラスパオジアンの並びを前期から引き続き採用した。

 

そしてここまでの面々だと重いランドアロキュウやディンラッシャ、サーフゴーに強い枠としてイーユイを採用し、構築が完成した。

 

コンセプト

エルレイドが持つ初手性能の高さを生かした後続での安定した詰め。

対応範囲が広いポケモンたちであらゆる事象に適応する。

相手に1ターンを無償で与える交代という行動をゴツメや持久力、威嚇で強い行動にする。

電磁波や高速域から行動することによるリスクの押し付け。

身代わりを基本選出に組み込むことで欠伸ガチグマに負けない。

 

個体紹介

エルレイド

テラスタイプ:くさ
性 格:いじっぱり
特 性:きれあじ
実数値(努力値):175(252)-187(196+)-90(36)-*-136(4)-103(20)
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:サイコカッター / せいなるつるぎ / はやてがえし / かげうち


〈調整〉
HB…特化水ウーラオスの水流連打を確定耐え
HD…

臆病カミの眼鏡ムンフォを93%耐え

特化イーユイの眼鏡オバヒを確定耐え

S…麻痺した最速135族抜き

 

結構強い初手ポケモンエスパータイプやサフゴには強くないが、イーユイが彼らの所手出しを拒否する。今期は初手テラス持久力ブリが多かったため前期ほどの強さはなかったがそれでも十二分に強かった。

 

また、相手視点持久力っぽいブリが構築にいると交代読みインファを打ちたくなるが格闘ポケモンエルレが強いおかげでその悠長を許さないことがブリランドサイクルの安定に繋がったと感じた。

 

疾風返しがあると襷パオウーラを対面倒しながら、後続のカミに影打ちを入れることで型判別までできる。HBならこちらのカミの身代わりが安定となり、CSならパオの礫で突破ができる。パオカミウーラに対するこういった一連の動きが非常に強かった。

 

語りたいことはまだまだあるが、初手ガチグマ対面で一手目はサイコカッターを押すこと、初手パオに怯まされた際は2連続で疾風返しを選択すること、そしてメインウェポンが両方とも交代により無効化される恐れがあることを踏まえた行動を徹底することでエルレイドの活躍が飛躍的に増える。ということだけは最後にまとめておきたい。

 

ブリジュラス

テラスタイプ:みず
性 格:ずぶとい
特 性:じきゅうりょく
実数値(努力値):197(252)-*-173(60+)-146(4)-108(180)-107(12)
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:ラスターカノン / りゅうせいぐん / ボディプレス / でんじは


〈調整〉
HB…特化パオの氷柱+聖剣を95%耐え

S…ミラー意識、麻痺した最速ドラパ抜き

 

初手エルレイドがきついウーラのテラス水流やハッサムのダブルウイング、カイリューへの引き先として採用した。ゴツメと持久力が合わさることでこちらの交代がありえないほど強い行動に化ける。

 

持久力ブリの流星はケアしにくいのか数多くのカイリューやライコ、ブリを葬ってきた。あと、水流受け出しで持久力が発動したブリのボディプ読みカミバックに対して打つ電磁波も強かった。アンコカイリューに対しても電磁波があれば勝てるようになるため偉大だった。ただ不必要に打つ電磁波は相手の身代わりや電テラにアドを稼がれるだけだったので弱い。

 

霊獣ランドロス

テラスタイプ:みず
性 格:いじっぱり
実数値(努力値):193(228)-187(36+)-111(4)-*-105(36)-137(204)
持ち物:たべのこし
技構成:じしん / うちおとす / ビルドアップ / みがわり


〈調整〉
H…16n+1

A…11n

HB…無振りママンボウの-1弱点クイタンを身代わりが確定耐え

HD…

臆病カミの弱点テラバ確定耐え

身代わり後に残飯込みで特化赫グマのテラスハイボ93%耐え

S…

準速サフゴ抜き

麻痺した最速ブーストサケシ+3(最速110族抜きカミ意識)

 

ブリの強さを引き出すために採用したはずだったが、気づいたらブリがランドの強さを引き出す役になっていた。ブリと組ませることで相手のランド入りサイクルに無類の強さを誇る。カイナは重いがプレイング次第で勝てる。

 

ランドロスというポケモンは相手のランドやアマガ、クリチャカイリューを誘うが、彼らをランドで倒せると言ったら、、、?

 

ブニキの構築からパクらせてもらった。

 

ハバタクカミ

テラスタイプ:みず
性 格:おくびょう
実数値(努力値):131(4)-*-101(204)-161(44)-156(4)-205(252+)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:シャドーボール / ムーンフォース / めいそう / みがわり


〈調整〉
HB…無振りキョジオの塩漬けを身代わりが93%耐え(B振りのみで実現化)

S…ミラー意識で最速

 

2か月かけて自分の求める最高のカミにたどり着いた。対面でも崩しでも広く浅く活躍してくれた。よーいどんで始まる一対一の性能が高いポケモンではないが、エルレカミパオの並びに組み込むことでその真価を発揮する。

 

BS特化もありだが炎ポン対面で火力が少しでもほしいので若干のC振り。あと、グライ意識の草テラスも結構強いと思う。

 

パオジアン

テラスタイプ:でんき
性 格:ようき
実数値(努力値):187(252)-153(100)-101(4)-*-86(4)-191(148+)
持ち物:オボンのみ
技構成:つららおとし / こおりのつぶて / テラバースト / つるぎのまい


〈調整〉
HB…

特化ハチマキウーラの水流連打オボン込みで確定耐え

特化適応力イダイトウ♂のウェブタを81%耐え

陽気パオの等倍聖剣+氷柱+不意をオボン込みで80%耐え

陽気パオの等倍氷柱×2+礫をオボン込みで95%耐え
A…b4振りイダイトウ♂を無振りカミのムンフォ+パオの等倍テラバで確定
S…準速パオ+3

 

H極振り×オボンによる安定感と高速域からの怯み押しつけが強かった。BDの努力値8を攻撃に回した方が勝率は上がっていそうだが、ほぼ好みの問題。

 

ブニキの構築からパクらせてもらった。

 

イーユイ

テラスタイプ:ほのお
性 格:ひかえめ
実数値(努力値):131(4)-*-100-205(252+)-140-152(252)
持ち物:こだわりメガネ
技構成:あくのはどう / かえんほうしゃ / オーバーヒート / サイコキネシス


〈調整〉
C…ランドやディンルー意識で特化

 

基本的に選出することはないが、構築経緯にも述べたランドアロキュウ展開など基本選出では苦手な相手を一手で破壊する性能を持つ。

 

また、イーユイがいるおかげで初手のエルレが動かしやすくなったり、こだわりサフゴ(≒ランドが上を取れないサフゴ)の選出率を下げたりと縁の下の力持ちとしてがんばってくれた。

 

イーユイのように強力な圧を持つポケモンを採用する場合は、その圧力がどう相手の選出に影響しているのかしっかり分析することが大事だと感じた。

 

最終日のこの枠はミミッキュやアシレパオ対策としてドヒドイデも使っていたが練度不足を感じたので最終戦はイーユイを使った。ドヒドも出しどころを間違えなければ強かった。

 

選出

・ガチカイ炎ポンパオカミウーラブリ

→先発エルレイド 後発カミパオ

 

・ディンカイサフゴカミパオウーラ

→先発エルレイド 後発カミパオ

 

・ランドブリアシレ+パオカミなどランド系サイクル

→先発エルレイド 後発ランドブリ

 

・パオカミイダイ対面

→先発エルレイド 後発カミパオ

 

・ランドアロキュウトドツキ

→先発イーユイ 後発ブリパオ

メモ:アロキュウに-2オバヒを打った後はブリバックして電磁波で引きを牽制し、壁が枯れるタイミングでラスカを打って倒す。

 

・キョジカイ+パオカミウーラ、フロル

→先発エルレイド 後発ブリランド

メモ:水ポンキョジオの場合は後発にカミパオを投げ崩していきたい。

 

・ママン系サイクル

→先発ブリ 後発ランドパオかランドカミなど

メモ:ツツミ入りには積み技へのアンコを警戒してカミを中心に崩していきたい。

 

・受けループ

→先発ブリ 後発ランドパオなど

 

・トリルガチグマ

→後発エルレのみ確定

 

・ラティハッサムカイリューハッサム

→先発エルレイド 後発ブリパオやブリカミ

 

・晴れ構築

→先発イーユイ 後発エルレランドなど

メモ:カミ用にエルレ、ホムラ用に水テラスランドを投げたい。

 

特に重いポケモン・相手

テツノカイナ

呪いキョジオーン

クレセクレベ入り受けループ

ガチギミック構築

初手スカーフウーラの蜻蛉からのサフゴ展開

 

結果

TNえがまる 856位(最終最高レート1904)

ガチ対戦を始めて1年半、ずっっと夢見続けてきた最終3桁を達成できて感無量です。

嬉しすぎて観無量寿経唱えて西方の様子が浮かんできます。

聖剣×災剣【ポケモンSV S16最終1677位】

はじめましてこんにちは、えがまるといいます。

エルレイド研究会の一員としてかねてよりの目標であった最終1000位代を達成できたので記念に構築記事を書きました。読んでもらえるとはちゃめちゃにうれしいです!

 

 

構築経緯

構築記事や動画で見た初手のチョッキエルレイドが先発としてかなり強かったのでここから構築を組み始めた。

 

次に初手でエルレイドとハッサムの対面ができたときにダブルウイングへの引き先がほしかったので持久力ブリジュラスをエースとしても採用した。

 

続いて2番手に投げるポケモンとしてツツミ以外の上から行動でき、一定の成果を確実に望める最速エナジーハバタクカミを採用した。

 

この3体では水テラ剣舞ビルドウーラにゴリ押しされて負ける展開が多かったり、サーフゴーに攻撃役のエルレブリが弱かったりしたので新たなエースとして電気テラスパオジアンを採用し、軸となる4体の並びができた。

 

そして補完枠としてエルレイドでは安定しないランド入り構築に初手から投げる弱保カイリューと妖の一貫切りができながらカミの代わりとして2番手を担える炎オーガポンを採用してメンバーが確定した。

 

コンセプト

エルレイドの初手における対面性能の高さを生かして戦う。

 

個体紹介

エルレイド

テラスタイプ:くさ
性 格:いじっぱり
特 性:きれあじ
実数値(努力値):175(252)-184(180+)-94(68)-*-136(4)-101(4)
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:サイコカッター / せいなるつるぎ / トリプルアクセル / かげうち


〈調整〉
HB…

特化カイリューのスケショ5発88%耐え

特化水ウーラオスの水流連打を確定耐え
HD…

臆病カミの眼鏡ムンフォを93%耐え

特化イーユイの眼鏡オバヒを確定耐え

 

本構築の要にして対ステロ撒き特攻を持った初手要因。

 

本構築では初手でカイリューと対面した際に安定する引き先がいないため、突っ込めるようトリプルアクセルを採用し、それに伴いhbラインもスケショ耐えあたりにした。ただ、トリプルアクセルは相手がカイリューにテラスを切らない甘えと7割ほどの命中率に依存した技であるため安定性がなく強くはなかった。

 

アイテムはすべての特殊ポケモン、特にトリル展開などの後発ガチグマに対応できるようチョッキにし、テラスはガッサイーユイ対面構築へ初手出しできるよう草にした。

 

また、初手のエルレイドは相手の初手妖テラス(カイリューやガチグマなど)に強くないため、裏に鋼打点持ちを基本選出として組み込んでおきたい。カイリューに対して引きが安定するポケモンだとなおいい。

 

・初手エルレイドに対するテラス傾向(4桁前半帯)

スケショカイリュー

→テラスはまず切られない

電磁波エアスラカイリュー

→やや切られないことが多い

渦アンコカイリュー

→やや切られることが多い

ランドロス

→切られないが蜻蛉で裏に引かれることが多い

グライオン

→切られないが守るで様子見される

赫月ガチグマ

→毒や妖の場合は切られる、もしくはカミ引き

ブリジュラス

→基本切られないが持久力の場合は切られることもある

コノヨザル

→まれに切られる

ディンルー

→大体切られるがタイミングはまちまち、切られないこともある

受け出してくるサーフゴー

→切られない

 

これら傾向を踏まえるとエルレイドのトリプルアクセルはケアされ、叩き落とすはケアされないことがわかる。なお、5桁帯や4桁後半にいるときは上記のどの対面でもあまりテラスは切られなかった。そのため上位帯になればなるほどトリプルアクセルの採用価値は薄くなり、代わりに叩きなどその他の技の有用性が増すと推測される。

 

また、ガチグマと初手で対面した際は弱点聖剣でも1発で落とせることは少ないのでテラスやカミ引きをケアしてサイコカッターを押すのがよい。

 

ブリジュラス

テラスタイプ:みず
性 格:ずぶとい
特 性:じきゅうりょく
実数値(努力値):197(252)-*-166(4+)-146(4)-115(236)-107(12)
持ち物:パワフルハーブ
技構成:ラスターカノン / りゅうのはどう / エレクトロビーム / ボディプレス


〈調整〉
HB…

b=2n

特化パオの氷柱+聖剣を残飯込み97%耐え(残飯なしなら58%耐え)

※残飯でないならbに60振り、上記95%耐えにしたい
HD…

臆病カミのムンフォが残飯込みで確定3発

特化イーユイのテラス放射確定耐え

特化イーユイのオバヒ81%耐え

特化メガネイーユイの放射56%耐え

C…

c=2n

S…ミラー意識

 

初手エルレイドがきついハッサムのダブルウイングへの引き先として採用した第2の軸。相手にブリがいるときはエルレイドが倒されたあとに出てくる不意の後発持久力で詰まないようにこちらもブリをなるべく選出した。

 

最終日前夜までハーブは残飯、エレビは10万で使用していたが、レート溶かしついでにシーズン序盤に思いついたまま試すことのなかったこの型を試したところ思ったより強かった。

 

持久力×hd振りであらゆる方面に硬くありながら火力もあるという夢のようなポケモンだった。持久力ブリは水テラ剣舞ウーラなどに対して場に登場直後の火力のなさからゴリ押しされる点が弱みとしてあるが、これをエレクトロビームにより解消できる点が非常に強かった。エレビ採用によりボディプを押す回数が目に見えて減ったのでここをテラバにするとランドブリアシレ構築などに臆せず投げれるようになり強いかもしれない。龍波は流星との選択になりそう。また、hd振りを活かしたミラコも新たに採用候補になるか。ラスカをヘビボンにするとエレビを見て瞑想を積んでくるカミに対して大きなアドを稼げるが妖ブリを倒せなくなるため悩ましい。

 

テラスは水テラウーラに抗うための水にした。

 

パオジアン

テラスタイプ:でんき
性 格:ようき
実数値(努力値):187(252)-153(100)-101(4)-*-86(4)-191(148+)
持ち物:オボンのみ
技構成:つららおとし / こおりのつぶて / テラバースト / つるぎのまい


〈調整〉
HB…

特化ハチマキウーラの水流連打オボン込みで確定耐え

特化適応力イダイトウ♂のウェブタを81%耐え

陽気パオの等倍聖剣+氷柱+不意をオボン込みで80%耐え

陽気パオの等倍氷柱×2+礫をオボン込みで95%耐え
A…b4振りイダイトウ♂を無振りカミのムンフォ+パオの等倍テラバで確定
S…準速パオ+3

 

エルレイドと残飯ブリでは水テラ剣舞ウーラがきつかったので入ってきた第3の軸。

 

hに極振りすることでウーラの等倍インファやイダイトウのウェブタを大体耐えるようになるためかなり安定感のあるエースだった。粉イダイトウ相手に技を外しても勝ったときはさすがに脳汁が出た。パオミラーで負けないのもよかった。

 

火力のなさに泣く場面は多かったが、それよりも耐久力の高さに笑う場面の方が多かった。

 

草テラスも試したがウーライダイトウミトムへのピンポイントメタすぎて他に弱かった。

 

ハバタクカミ

テラスタイプ:ほのお
性 格:おくびょう
実数値(努力値):137(52)-*-101(204)-155-155-205(252+)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:シャドーボール / ムーンフォース / マジカルフレイム / ちょうはつ


〈調整〉
HB…a4振りブリのアイへ確定耐え
HD…

臆病ツツミのドロポンと-1ドロポン95%耐え

臆病カミの-1たたりめ81%耐え

特化ブリのラスカ93%耐え

※hに84まで振ると特化赫グマの-1ブラムンと-1ハイボと-1真空波を93%で耐え、臆病カミの-1たたりめを確定耐えになる

S…ミラーで上から行動するために最速

 

困ったら2番手に投げる役として採用したポケモン

 

カミの型には最後まで悩んでいたがカミで削って裏のパオで縛る動きが無難に強かったのでしっくりこない型でも十分に活躍はしてくれた。

 

技はミラーやエルレが何もできずに負けるゴテラパオを意識したシャドボと起点作成阻害のための挑発は確定で、自身の行動回数を増やして裏の起点を作成するマジフレもほぼ確定。残りのひと枠はガチグマに打てて無難なムンフォにした。凍風だとランド系サイクル構築に対しても強気に出していけ、妥協版電磁波としても使えたので悪くなかった。

 

テラスはパオがいる都合水ウーラ相手には切る必要がないので水にはしなかった。代わりに自身がエースとして浮遊鋼テラス組を殴りにいく選択ができるよう炎にした。

 

カイリュー

テラスタイプ:はがね
性 格:いじっぱり
特 性:マルチスケイル
実数値(努力値):197(244)-199(212+)-121(44)-*-121(4)-101(4)
持ち物:じゃくてんほけん
技構成:アイススピナー / じしん / しんそく / アクアジェット


〈調整〉
HB…特化パオのマルスケ込み半減氷柱+弱点聖剣確定耐え
HD…臆病カミのメガネテラスムンフォをマルスケ込み確定耐え

 

本構築最大の問題枠にして第2の初手役。

 

ランド系構築に対して初手エルレイドが安定しなかったのでそこに投げる駒として採用した。しかし、蜻蛉やゴツメで弱保が無駄になる場面が多く、蜻蛉にブリを合わせに行ってもステロを撒かれて結局弱保が無駄になるなど様々に問題があった。

 

ただ、点火したときの爆発力は凄まじく、アクジェにより相手のカミがストッパーにならない点は優秀だった。

 

テラスは初手パオ対面で弱保を発動させるための鋼。

 

オーガポン


性 格:いじっぱり
実数値(努力値):187(252)-154(0+)-104-*-122(44)-157(212)

持ち物:かまどのかめん
技構成:ウッドホーン / ツタこんぼう / がんせきふうじ / アンコール


〈調整〉
HB…陽気a164振りハチマキホムラの晴れ半減大憤激確定耐え
HD…臆病メガネカミのテラスジェム68%耐え
A…+1岩石でh84,b4振りホムラを67%の乱数2発
S…

スカーフかつ-1最速ホムラ抜き

最速90族&準速104族抜き

 

カミに変わる2番手かつ妖一貫切り要員。

 

調整や型はオーガポン採用前の本構築が勝てない晴れ展開に勝負を挑めるようにしながら初手投げも想定したものに整えた。sはもちろん欲しいがママンエルフパオやスケショ神速カイリューなどhbに厚くしたい相手は多かったのでかなり調整には悩まされた。

 

あと、ウッドホーンの代わりに剣舞を入れてアンコ→剣舞と使いたい盤面がそこそこあった。

 

とはいえ投げた試合で活躍しない試合はなく、常に一定の成果を上げ続けてくれた。

 

選出

・ガチカイ炎ポンパオカミウーラブリ

→先発エルレイド 後発カミパオ

メモ:

対パオカミウーラ

初手エルレでパオを襷まで持っていく

→先制技に合わせてパオバック

→礫で倒すか裏のポケモンをおびき出す

→ウーラ出しならテラバで倒す

→カミ出しならエルレ切りでカミ展開

→残りのポケモンを倒して勝ち

→初手ゴテラはまず負ける

 

・ディンカイサフゴカミパオウーラ

→先発エルレイド 後発カミパオ

 

・ランドブリアシレ+パオカミなどランド系サイクル

→先発カイリュー 後発ブリエルレパオから2体

メモ:カイリューの弱保は大切にしたいのでできそうなら蜻蛉にブリを合わせたい

 

・パオカミイダイ対面

→先発エルレイド 後発カミパオ

メモ:

初手がステロ撒きならエルレで相手の2番手カミの削りができるため、相手のカミをこちらのカミで倒してイダイトウに削りを入れ、パオのテラバでしめる。

初手がパオならこちらのカミでパオを倒し、相手のカミに削りを入れたあとパオの礫で倒す。ここでカミから削りを受けるとウェブタを確実に耐えられないので負け濃厚

 

・ランドアロキュウトドツキ

→先発カイリュー 後発カミパオ

メモ:オーガポンのアンコール展開も候補

 

・キョジカイ+パオカミウーラ、フロル

→先発エルレイド 後発カミパオ

メモ:キョジオ軸にはカイリューの弱保を塩漬けで発動させにいってもいいし、ブリやオーガポンのアンコを絡めた戦い方でもいいが割と何でも負ける

 

・ママングライ+パオイー

→先発ブリ 後発ポンパオなど

メモ:ブリのみ確定、エルフ入りにはオーガポンを投げたい

 

・受けループ

→先発エルレイド 後発ブリパオなど

メモ:ブリのみ確定、ドヒドグライ入りには初手エルレ投げ確定、パオでラッシャに妖テラス切らせてブリの一貫を作るイメージ

 

・ステロ撒きがいる構築

→ 先発エルレイド 後発カミパオなど

 

・トリルガチグマ

→先発だれか 後発カミエルレ

 

・ラティハッサムカイリューハッサム

→先発エルレイド 後発ブリカミ

メモ:相手の初手がカイリューの場合はブリに即引き

 

・晴れパ(コータスカミホムラ)

→先発カミ 後発ポンカイリュー

メモ:

初手のコータスに対してカミで挑発を打ちながら切り気味に動く

→次にオーガポンを繰り出してコータスを倒し切る。そこから相手がホムラ出しならテラス岩石×2で倒し、カミ出しならテラスはせずにツタ棍棒で倒す

→そろそろ晴れが終わる

→最後に残ったホムラかカミに対してカイリューでテラスせずに突っ込みながら倒しにいく

 

※カミの枠は刺さりや気分でブリやオーガポンに変える

 

特に重いポケモン

初手飛行テラスカイリュー

初手渦アンコカイリュー

たまミミッキュ

hbテツノカイナ

キョジオーン

エンテイなど炎タイプのポケモン

電気テラス水ウーラオス など

 

結果

TNえがまる 1677位(最終最高レート1876)

第1目標としていたレート1900は達成できませんでしたが、第2目標であった最終1000位代を達成することができたのはうれしいです。正直なところ悔しい気持ちの方が大きいですがこの感情を糧にさらに精進します!

構築にアドバイスをくださったシグマさんやレブロンさんを初めとした方々には感謝しかありません。

ボンボヤージュ!

 

今期の思い出コーナー

 

 

神砕く牙、故に厄災。【ポケモンSV S14最終2581位】

初めましてこんにちは、えがまるといいます。

最高順位を更新した&初めて最終日朝まで潜り続けた記念に構築記事を書きました。読んでもらえるとうれしいです。よく言えばボリューミーなので飛ばし飛ばし読んでいただくと精神衛生上よいかと思います!とはいえ全てに目を通してもらえるとどちゃくそハッピーです。

構築経緯

構築経緯の要点

→軸のパオ採用

→ステロ撒き&クッションとしてランド採用

→ランドの相方としてラッシャ採用

→イーユイ入りに出すカイリュー採用

→アシレ&受けル対策としてジバコ採用

→ディンルー&ブリ&毒菱対策として赫グマ採用

 

まず今期そこそこ数を見そうな構築を考えたところ、こだわりラティ入りパーティーが自分の中で挙がってきた。そのためエスパー技の一貫を切ることができ、なおかつ鋼テラスラティ系統を上からワンパンできるハチマキ悪テラスパオジアンを軸に今期は構築を考えていくことにした。

 

ハチパオを軸にするとなると、襷潰しカイリューマルスケ剥がしをしていなければ返り討ちにあう危険性があるため初手要員としてのステロ撒きを採用することにした。

 

ここから初手要員に求める要素を考えてみたところ、まずパオが相手の先制技圏内に押し込まれるのを防ぐために相手のステロを阻害する術を持つことが挙げられた。そしてラティがスカーフかメガネか判断したり、ついでにパオが苦手なブーストカミを流す、あるいは礫圏内に押し込んだりできるほどの特殊耐久が求められる。そうなると対面操作技を覚え、地震による程よい削りも可能な霊獣ランドロスが真っ先に思いついたので採用した。

 

次にランドパオの弱点を考えると水ウーラやパオ、カイリューなどが挙げられたので、それらに強く欠伸による対面操作も可能なヘイラッシャを採用し、この3体を基本選出にすることにした。

 

続いてパオをサポートするランドラッシャの問題点を考えていった。すると第1に相手の初手イーユイ+飛行タイプの選出に対する解答がないことに気付いた。こちらは初手にランドを出す都合、相手のイーユイは間違いなくランドがテラスを切るとかチョッキを着ているなどオバヒを耐えられて地震で倒されることを想定すると考えられ、その際に一旦様子見として裏の飛行及び草タイプポケモンに引き、地震を透かす動きがありえると思うのである。こうした動きを想定したとき、こちらの強い行動は何かと考えたところ炎半減テラスを切ってオバヒを2耐えしながらステロ→地震と遂行する、仮に地震を透かされてもステロでイーユイを後続の技圏内にぶち込む、という行動が思いついた。そのためランドのテラスはラッシャとのタイプ被りや後にカイリューを採用することを踏まえて炎に決定した。

 

それにあたりイーユイ入りの構築では地面や水ポンの一貫が生まれうるという新たな問題点が現出した。そのため炎タイプによる妖の一貫切りとも相性がよく、神速による確実な削りもでき、さらにイーユイのお供であるバレルに抗えるスポンジさん式カイリューを採用することになった。

 

さて、再度ランドラッシャの問題点考察に戻りたいが第2にアシレやトリアク持ちマスカなどの独特な技範囲を持つポケモンが苦手であることが挙げられた。また、第3の課題として妖ラッシャクレベ入り受けルをパオ一体では崩すことが困難なことが挙げられる。そこでチョッキジバコイルがよいのではとシグマさんへ構築相談した際に助言いただいたのでそのまま採用した。

 

最後の一枠はメガネカミを採用していたがどうもディンルーが重く、カミを外して別のポケモンを採用すると今度はブリジュラスが重くなるなどしてずっと四苦八苦していた。しかしながら最終日のレブロンさんの配信を見ていて神からの啓示を得た。毒テラスの欠伸赫グマディンルーに決して負けることなく、ブリジュラスに大きな削りを入れることができる。さらにテラス前提にはなるものの構築単位で明確な対策を用意していなかった毒菱展開にも強く、さらにさらにランドの相方としてラッシャと似た役割を果たしてくれる最高のポケモンであることに気付いたのである。赫グマは一体しか持っておらず、その一体も初期に流行ったチョッキ型で他の型を育成するに至っていなかったため気付くのに遅れてしまったことは悔やまれる。何はともあれこれで構築が形にはなった。実に最終日夜中の出来事である。

コンセプト

4体による対面操作とステルスロックでハチマキ悪テラスパオジアンが”一撃”で相手を倒していく脳筋サイクル。

 

個体解説

ヘイラッシャ

NN:おかみさん

テラスタイプ:フェアリー
性 格:わんぱく
特 性:てんねん
実数値:257(252)-120-174(196+)-*-93(60)-55
持ち物:たべのこし
技構成:ウェーブタックル / ボディプレス / まもる / あくび
〈調整〉

HD…臆病メガネカミのムンフォ確定耐え

 

ちなみに努力値はH252,B140+,D116振りだと

HB…ハチマキ悪ウーラのテラス等倍強打+半減強打を残飯込みで確定耐え

HD…特化赫グマのテラスブラムン確定耐え

が両立する奇跡のラインになります。

 

あくびじわれで全てを呑み込み、優しく包み込むパルデアのお母さん的存在。Vorarephiliaはもはや一般化した。

 

普通に強いクッション枠。ゆるふわな見た目でやわらかそうに見えるのになぜか物理方面はガチムチ。特殊方面だってカミのムンフォを2耐えするしでよくよく考えるとやばい。ホエルオーのゆるふわボディを見習ってほしい。調整及びテラスはテンプレ通り。ボディプレスはウーラパオを削るために採用。初めは思念の頭突きを採用していたが、対戦中に技が外れて頭がフリーズし、命中率が100%じゃないと知り無念の解雇。

 

パオやウーラが相手の構築にいたら積極的に投げたい、水ポンなど起点の波動を感じたら投げたくない。わざわざこのパーティーに出てくるパオは十中八九電テラパオなわけだがテラスを切らせてしまえば自分のパオで処理ができるようになるため問題ない。悪テラパオなら妖テラスで応戦してボディプを1発叩き込む。基本的に初手ランドパオ対面からラッシャに引く動きをするため、初手交換読み電気テラバを放たれるリスクが少なく確実にあくびを入れられるので安心。absolute 0使いだったらお祈りしよう。

 

カイリュー

NN:SKRYU

テラスタイプ:ノーマル
性 格:うっかりや
特 性:マルチスケイル
実数値:175(68)-154-115-167(252+)-108-124(188)
持ち物:ラムのみ
技構成:エアスラッシュ / れいとうビーム / しんそく / かみなりパンチ
〈調整〉

C…無振りウーラオスがエアスラで確定1発

S…準速キノガッサ+2

 

調整はスポンジさんの記事を参照しました。

吸収BIG7

 

ちなみに最近はSOUL'd OUTがアツい。

 

選出する試合を選ぶ分、毎回活躍してくれるSVの王。イーユイ入りの他、水ポン入りにも出していきたい。ランドに対して冷ビで気持ちよくなろうとかいう邪念は捨て、あくまでランドは基本選出の中で処理するよう心がけた。かンチの枠は全く使わなかったが何にしたらいいのか分からない。ただし地震は多分いらない。なぜなら相手のサフゴはこちらのパオの一撃で飛ぶため削る必要がないから。採用する技は起点回避、パオの不意打ちを絶対成功させる用のアンコもいいし、天候パへのメタになる雨乞い、日本晴れなんかもありかもしれない。なんなら自分の場合カミと組ませているときにペリイダイにボコられたので最初は日本晴れにしていた。ちなみにかンチはアシレ意識での採用。かンチ1発ぶち込めばパオで飛ばせるようになる。

 

テラスは神速のリーチを伸ばすためのノーマル。テラスはまず切らないのでサイクル下のバレルに対して確実に役割を遂行できる草も強そう。鋼である必要性はアイへ採用でもない限り本構築だとない。

 

霊獣ランドロス

NN:ソイロブ

テラスタイプ:ほのお
性 格:わんぱく
特 性:いかく
実数値:196(252)-165-127(44+)-*-127(212)-111
持ち物:オボンのみ
技構成:じしん / とんぼがえり / ステルスロック / ちょうはつ
〈調整〉

HB…特化水ウーラの漣をオボン込みで99%耐え

HD…特化赫グマのブラムン+ハイボをオボン込みで98%耐え

 

水流連打の合字「漣」ってかっこいいですよね。

 

調整はめろさんの記事を参照しました。

悪の萌芽に献身を

私の好きな構築記事です。

 

virgin soilという響きは中2心をくすぐります。

ちなみにソイロブはsoil of Virginiaをもとに命名しました🇺🇸

 

色んな攻撃を苦しそうな表情で受けまくるポケモン。耐性や特性、数値がいい感じなだけに何回も戦場に繰り出される。時代が時代ならこんなことするポケモントレーナーポケモン虐待で捕まってもおかしくない。この構築に対してわざわざ初手カミやカイリューを投げてくるのは体感高確率でれいビか氷テラバ持ちなので要注意。でも注意したとて引き先がいないため死を受け入れるしかなかった。ディンドヒド構築にはこのポケモンのおかげで1度も負けたことがないくらいに挑発が強い。パオの不意打ちを絶対成功させられるのもとても偉い。本構築における縁の下の力持ち的存在だった。特性は威嚇だけど。

 

挑発採用に伴い岩技のないランドを使うことになったが不便は感じなかった。初手カイリューに対してはステロ撒いて蜻蛉でラッシャに繋いで欠伸で流す。飛行テラバ型ならパオで倒せるのでラッシャの体力管理がキツいけど問題ない。ハチマキノマテラ神速型はパオが出落ちする可能性が少しあるので可能な限りランドラッシャで倒したい。基本的にそういうカイリューは欠伸で流す都合最後まで倒せず残っているので詰めは慎重に。

 

この構築ではスカーフウーラが重いのでテラスされない限り地震を1発撃ち込んでパオの圏内に近づける連打耐え調整は水テラスでないなら必須のように感じた。

 

赫月ガチグマ

NN:ガチグマコラ

テラスタイプ:どく
性 格:ずぶとい
特 性:しんがん
実数値:219(244)-*-170(116+)-155-104(148)-72
持ち物:フィラのみ
技構成:だいちのちから / ブラッドムーン / あくび / つきのひかり
〈調整〉

HD…臆病メガネブリジュラスの流星群93%耐え

 

唯一の月紅魔虚羅の破り方”初見の技にて適応前に屠る”

 

ほとんどの攻撃に欠伸+月ピカで適応する八握剣異戒神将月紅魔虚羅。初手ブリに合わせて投げたいため耐久はHDに厚くした。しかし環境のことをよく知らず控えめ想定で調整しなかったのは本当に失敗した。だが、本当に強かった。捲り性能がピカイチ。

欠伸をした後は月ピカか欠伸連打かで択になる場合があるが、レブロンさんの配信で同様の場面を見続けたおかげか相手の行動にかなり合わせることができ、練度不足は多少補えた。

 

本構築で赫グマを選出するときは必ずランドを伴うため初手に出して毒テラスする動きを固定しなければならなかったのは課題点と言える。来期、というか今期は赫グマを軸にした上で柔軟な動きがとれるよう再度構築を練り直したい。

 

また、型が分からないサフゴに対しては無理やりランドを投げてパオで処理したい。毒菱構築やカイナランド系統の構築、ラッシャが出せない積み技を予感させる構築には積極的に投げたい。ディンルー対策として投入したはずだが最終日の5~60戦で1度しかディンルーに遭遇しなかった。ディンルーに対しては初手ランドで挑発からの蜻蛉で赫グマに繋ぐ予定だった。でも、よく考えたらこの計画だと相手の初手がディンルーじゃなく水ウーラとかならパーティーが半壊しかねないのでディンルー入りに対する展開は十二分に想定し、練り直すべきだと感じた。

 

ジバコイル

NN:ベリィハード

テラスタイプ:みず
性 格:れいせい
特 性:アナライズ
実数値:177(252)-*-136(4)-200(252)-110-58(個体値0)
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ボルトチェンジ / 10まんボルト / ラスターカノン / テラバースト
〈調整〉

S…最遅ママンボウなどの下からボルチェンができるよう最遅

 

見ろやこの筋肉!!カッチカチやで!!

 

シンプルイズベストなチョッキジバコイル。水テラバはカバルドンや赫グマをはじめとした地面タイプに撃ったり、たまに素テラバとして撃ったりする。遭遇する場面はなかったがボルチェンではグライ入り受けルを崩せないと思ったのでグライに対して撃つ予定でもあった。

 

ジバコを出したいアシレ入りなどは電気の一貫を切る地面タイプが必ず選出されるかアシレが地面テラスしながらアンコしたりとボルチェンが有効打にならないので詰めの段階でしか電気技は使わない方がよいと思われる。アシレがテラスを切ったら大体氷技の一貫ができるのでパオジアン劇場が開演する。お気に入りの補完枠。最終1位と同じ補完枠を採用していたと謎のシンパシーを感じ、有頂天になった瞬間もあったが、それも束の間の出来事だった。

 

パオジアン

NN:エンブレム

テラスタイプ:あく
性 格:いじっぱり
特 性:わざわいのつるぎ
実数値:155-189(252+)-101(4)-*-85-187(252)
持ち物:こだわりハチマキ
技構成:かみくだく / ふいうち / つららおとし / こおりのつぶて
〈調整〉

A…対水ウーラや赫グマへの乱数が大きく変わるので特化

 

神砕く牙、故に厄災。

 

低速タンク型のポケモン以外は全て”一撃”で破壊する。地割れやab. 0で倒したら文句を言われるが噛み砕くで一撃必殺しても文句は言われない。全く不思議なものである。当てる当てる一撃技は強い、これを体現するポケモンであった。巷では水テラメガネツツミが双肩を並べる存在として語られるがこちらは命中率100%でかつ、優先度の領域に踏み込んだ存在、高みの見物である。

 

また、悪技の一貫性により氷柱を撃つ機会が少ないため下振れが発生しないのは安心できる、そのかわり上振れもない。最終日や特別な日以外で怯みに頼るくらいならさっさと負けて構築やプレイングを省みた方がよいのかもしれない。

 

技に関してだが、サイコファングを入れたとて水テラウーラやアシレですら一撃で倒せないので、パオに処理を依存しているラティオスなどスカーフポケモンを上からしばける不意打ち一択。でも正直アロキュウ展開キツイのでファングも入れたい。最終日はずっとかいほうオーブこだわりハチマキパオジアンを使いたいと思っていた。

 

選出

初手ランド+パオ+ラッシャorジバコ

→大体これ。困ったらララッパオ。

 

初手ランド+カイリュー+パオ→イーユイ入りにはこの選出。

 

初手赫グマ+ランド+パオ

→赫グマを投げたい相手がいたときはこの選出。

 

初手カイリュー+パオ+だれか

キノガッサ入りにはこの選出

 

その他の選出は様子を見て行う。

 

重いポケモン・展開

アローラキュウコン+ブリジュラス

→アロキュウのせいでジバコを出したくなり、ブリのせいで赫グマを出したくなり選出が歪む。最終日に当たることが増えた構築でありながら回答が用意できていないために幾度となくボコられた。サーフゴーがいたらある程度解決できそう。でも相手の構築には炎ポンがいるので苦しい。

 

イエッサン+テツノカシラ

→パオとジバコがタイプだけで俺行けますよって顔をしているが気合玉採用まで考慮するとそんな訳ない。この構築に遭遇したときになぜかイエッサンカシラが選出されず、九死に一生を得た。今は思い出したかのようにアイスピ採用して事なきを得ている。最終日はアイスピのことを完全に失念していた。また、上位プレイヤーにはパオジアンと直接面談してアイスピ採用を決めた方がいるらしい。私にはこの真摯さが足りなかったのだと深く反省している。

 

スカーフ水ウーラオスのとんぼがえり

→対面操作でいいように弄ばれ、挙句の果てにパオは上から倒される。ランドロスが1度だけならヤンキー居座りできるので2サイクル目でしれっと地震を打ち込み、ラッシャと合わせてパオのテラス不意圏内まで押し込みたい。

 

パオジアンに対する死に出し赫月ガチグマ

→引き先がいないため、もれなくパオが赫に染まる。

 

真空波や神速、ツツミのドロポンなどの対パオジアン先制技リレー

→言うまでもなくキツい。ゴテラと悪テラ両立できないか宝食堂のおばちゃんに掛け合ったけど無理だった。

 

これまでのハチマキパオジアン軸の構築

直近3シーズンほどで最終100位以内と結果を残した構築ではハチマキパオジアンを軸とした構築は思いの外少ない。ハチパオが採用されたパーティーは数多くあれど、そのほとんどが軸としてではなくあくまで崩しやオーガポン対策としての機能を期待してのものであった。やはり、ハチパオの不安定さが軸とするには懸念点として挙がってきたのだろう。

 

さて、ハチパオ軸の構築であるが結果を残した先人たちはその多くがパオの脇にママンバレルや物理受け+特殊受けを並べたものであった。S14もママロンゲオロチという革命的に思える構築が結果を残した。パーティー単位で攻防一体を成す必要があるためそうなるのだろう。そこで私もそのような先例に習って構築を組むことにした。

 

また、私は1度ダメージを受けると倒れてしまうパオジアンを扱うにあたって確実に一撃で相手を倒すためにステロで襷やマルスケを潰す必要があると思ったのだが、どうやら先例では軸の中でステロを採用したものがなかった。これはかなり私からすると不思議だったのだが、そもそもステロダメを加えたいポケモンカイリューパオぐらいで、他の襷ポケモンは取り巻きで一撃くらいはサイクル下で加えることができるため必要ないのかもしれない。また、ステロを撒き、相手に1ターン与えるよりもこちらが削りや対面操作を優先した方がよい場面は実際多かったそもそもサイクルに組み込めるポケモンでステロを覚えるポケモンが少ないという問題もあろう。

 

ハチマキパオジアン構築の問題点

ハチパオ構築の問題点だが、これはパオジアンに求められる居座りターン数に対してダメージを受けていい回数に大きな差があるということに尽きる。ハチパオ構築では基本的にパオジアンが相手の3体に一撃ずつ加える必要があるため、最低でも3ターンは居座らなければならない。それにも関わらずパオが受ける攻撃は最高でもステロ込みで1回のみに留めなければ相手に縛られた状態になりかねない。先制技のない中耐久のポケモンで固められた構築に対してはさしたる問題にならないが今どきカイリューウーラのような先制技持ちや赫グマなどの高耐久ポケモンがいない構築の方が珍しい。そのためクッションポケモンで相手をしっかりパオの技圏内に押し込んだり、威嚇でパオの耐久に擬似的なバフをかける必要があるのだ。ちなみに環境で悪テラパオを一撃で倒しうる先制技にはハチマキ一致テラスの神速カイリューとバレパンハッサムが存在しているが本構築では意図せず噛み合い、クッションのランドラッシャの攻撃が抜群で通り相手をスムーズに倒せるようになっていた。

 

また、先に挙げた問題点に付随してクッション役が相手の起点にされやすいということも問題点として挙げられる。これはクッション役が長く場に居座らなければならないこととクッション役の攻撃性能の欠如から引き起こされるものだと思われるがこのことへの対策をしっかりしなければならない。従来の構築ではイカサマを使ったり、交代技で身代わりを割ったりしていたかと思う。本構築ではラッシャの天然や欠伸、ランドの挑発や蜻蛉で対策としていた。しかし、ママンボウやラッシャなどはどう足掻いたとて身代わりが重いので選出段階からある程度身代わりのケアはしておくべきだと対戦をしていて感じた。そのためランドや赫グマなどの攻撃性能もある程度保証されたポケモンで受けに回ることで相手の補助技による崩しに備えることができる。ただし、そういった何でも受けられそうないわゆる林ポケモンを使えばハチマキやメガネ、一致テラスでの数値による崩しには弱くなるので難しいところである。

 

NN理論

話が一転するがポケモン対戦では一撃技、怯み、麻痺、急所、追加効果、同速など運が関わる要素が様々にある。しかし、自分に都合の悪い運の偏りが発生した際、毎回ブチ切れていては身が持たない。そこでポケモンにニックネーム(NN)を付け、可愛がることで不条理と思える事象に抗おうということである。自分の子供やペットが悪いことをしたらぶん殴る、なんてことはないだろう。つまりそういうことである。しかし、このメッセージが真に届いてほしいポケモン対戦狂はそもそもポケモンのことを対戦するための道具としか思っておらず、ポケモン=生き物とするこの理論の前提が通用しないのは誠に遺憾である。

 

5桁の魔境を安定して脱する方法

5~6桁帯、これはポケモン対戦における魔境である。モンボ級などでよく見られる「ガチ初心者が強そうな構築を使う」のではなく「なまじ強いプレイヤーが己が考察の進んでいないポケモンやびっくりテラスで奇襲を仕掛けてくる」ため対策が困難なのがそう呼ばれる所以である。私自身が5桁民でもあるので痛感しているところだ。そのためドツボにハマると一生抜けられないかっぱえびせん状態になると言っても過言ではない。

 

さて、今期も私はシーズン中盤は6~7万位にいたのでここから4桁に上がるためには何が必要なのか考えていた。そして、私自身が安定して4桁でいれたときの構築を振り返って見るとスカーフウーラやスカーフフロル、龍舞トドロクツキ、草分けガチグマなど軒並み相手を上から制圧する要素で満ち満ちていた。このことについて考察すると5桁の何をしてくるか分からないポケモンや奇襲攻撃を仕掛けてくるポケモンに対して一方的に上から攻撃しまくることで、できるだけ読みを要さずに対戦を進めることができていたことに勝因があるように思えた。また、ランドやラッシャなど電磁波を撒かれない、もしくは撒かれても試合を決める一手に繋がりにくいポケモンで選出を固め、エースポケモンが相手の上からワンパンするという戦い方をとることで電磁波の拒否ができていたことも勝ちに繋がっていたのだと考える。

 

よく5桁民はどんな読みをしてくるのか分からないので怖いという意見を見るがまったくその通りで5桁民同士でも読みレベルはお互いに一致せず噛み合いゲーが発生している。そのためよく分からない読み行動や一発芸をかまされる前にこちら側が上から攻撃して相手を倒してしまえばいいのである。これが長期間5桁で自己研鑽してきた私が導き出した5桁脱出の極意である。そしてこの極意に基づき現行のハチマキ悪テラスパオジアン構築が誕生したわけである。

結果

メインROM 2581位(最終レート1832/最高レート1842)

サブROM 2855位(最終レート1821)

 

目標としていた最終1000位代まで本当にあと1歩届かず悔しいです。しかし、最終日の朝まで初めて潜り続けることができたこと、かつての最終日の朝に7連敗してレート100強を溶かした苦い思い出を乗り越えることができたことには満足しています。いつか中二病の記事タイトルに見合う結果を残したいです。

これからもがんばり増田順一

全てを穿つ青の連撃【ポケモンSV S10最終6272位】

はじめまして、えがまるといいます!

SVから対戦を始めたのですが、今回初めて最終4桁を取ることができてうれしいので、また、ただただ文章を書くことが好きなので記念に初めての構築記事を書きました。

構築経緯

連日頭を悩ませてきたパオジアンに初手スカーフ水ウーラオスの蜻蛉返りが強いと思ったのでここから構築を組み始めることとした。そして、パオジアンが居座ってきて草or電気テラバを打ってきた際の引き先として神速カイリューを相方に決めた。さらに、ウーラオスを通す上で障壁となるブーストカミツツミを倒すか場外に流せるヒスイヌメルゴンを採用して基本選出の3体が決まった。

そこから対物理フェアリーなどカイリューが出しにくいときに威嚇で誤魔化しつつ、ヌメルゴンの弱点も受けれる霊獣ランドロスと推しポケ枠のオリーヴァを採用した。最後の1枠は意地テラス水流耐えの調整をしたオーガポンを意識してステロを撒けるドオーを投入した。

 

単体解説

水ウーラオス

テラスタイプ:水
性 格:意地っ張り
特 性:不可視の拳
努力値A252+,S252,D4
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:インファイト/水流連打/アイススピナー/蜻蛉返り

 

〈調整〉

AS…突破力を上げるため特化

D…あまり

 

〈所感〉

全試合に選出した本構築の軸。基本的にウーラオスを通すために試合計画を立てていくことを意識した。テラスタルも積極的に切っていった。ことごとくを倒していくその姿はマスタードも圧巻。まさに青は藍より出でて藍より青しと言ったところ。

 

カイリュー

テラスタイプ:ノーマル
性 格:意地っ張り
特 性:マルチスケイル
努力値H164,A252+,S92
持ち物:シルクのスカーフ
技構成:龍の舞/羽休め/神速/地震

 

〈調整〉

A…突破力を上げるため特化

S…+1で最速100族抜き

H…あまり

 

〈所感〉

本構築、第2のエース。カイリューを通すルートが見えたらこちらも積極的にテラスを切っていった。シルクのスカーフは相手の耐久調整の虚をつき存分に活躍してくれた。本構築では地震を打つことが少なかったのでカミをワンパンするためにアイアンヘッドを採用してもよかったかもしれない。カイリューランドを意識したアイススピナーも強そう。

 

ヒスイヌメルゴン

テラスタイプ:フェアリー
性 格:生意気
特 性:草食
努力値:H236,A12,B4,C252,D4+
持ち物:突撃チョッキ
技構成:ベビーボンバー/ドラゴンテール/火炎放射/10万ボルト

 

〈調整〉

HD…特化メガネカミのテラスムンフォを97%2耐え

C…D4振りテツノツツミを余裕を持って10万ボルトで確定1

Aなどあまり

 

〈参考〉

SV S8 最終33位&最終55位】無念ディンパオラッシャ

https://lazy2525.hatenablog.com/entry/2023/08/01/171729

 

〈所感〉

草テラスヒードランが本構築ではやや重いので火炎放射を冷凍ビームにしようか迷いに迷った。結局ウーラオスでの対処が危険なダブルウイング持ちのハッサムにサイクル下で大打撃を与えることができる点が魅力的だったので火炎放射を採用した。

 

オリーヴァ

テラスタイプ:炎
性 格:穏やか
特 性:収穫
努力値H252,B68,D188+
持ち物:オボンの実
技構成:ギガドレイン/テラバースト/身代わり/アンコール

 

〈調整〉

HB…特化パングロウーラのドレパン93%耐え

HD…特殊ポケモンに対するクッションになれるように努力値を振れるだけ

 

〈所感〉

絶対採用推しポケ枠かつキョジオーンやヘイラッシャ、ドヒドディンルーなどの受け構築に対して投げる崩し枠。以前シグマさんに構築相談をした際に教えていただいたオリーヴァの型を本構築に合わせてアレンジして採用した。炎テラバはアーマーガア(やサーフゴー)を意識しての採用だが、キョジオーンの裏から出てくるカイリューや炎オーガポンに一矢報いることのできる岩テラバでも面白そうだと思った。でもそれなら岩ポン採用でいい気がする。

 

霊獣ランドロス

テラスタイプ:鋼
性 格:意地っ張り
特 性:威嚇
努力値H148,A252+,B12,D4,S92
持ち物:こだわりハチマキ
技構成:地震/ストーンエッジ/ステルスロック/蜻蛉返り

 

〈調整〉

A…突破力を上げるため特化

S…準速ガッサ抜き

Hなどあまり

 

〈引用〉

SV S9 最終順位46 最終レート2109 対面orヌメルラッシャサイクル軸」

https://yama1610.hatenadiary.com/entry/2023/09/02/143339

 

〈所感〉

アタッカーっぽいミミッキュランドロスがいたり、高火力の地面打点及び威嚇が欲しかったりしたらカイリューの代わりに投げた。ステロを撒けたらラッキーなので一応採用したがほとんど使わなかった。かと言って他に欲しい技もなかった。ドオーやヌメルゴンと合わせて構築に組み込むことで相手の電磁波ポケモンの選出を抑制してくれた気がする。

 

ドオー

テラスタイプ:ノーマル
性 格:慎重
特 性:貯水
努力値H252,B172,D↑84
持ち物:メンタルハーブ
技構成:地震/自己再生/ステルスロック/カウンター

 

〈調整〉

HD…Sブーストツツミのフリドラ確定2耐え

HB…あまり(陽気ガブの地震93%耐え程度)

 

〈所感〉

相手の初手ドラパルトやコノヨザルに対してなら安全にステルスロックを撒けるのでこの2体を見たら対策がてら投げた。持ち物はコノヨザルの挑発やツツミのアンコールケアのためのメンタルハーブにした。このドオーを採用した枠に求める条件としてステロを撒けて、水ウーラを受けれて、特殊ポケモンに対するクッションになれて、それでいて物理ポケモンに引けをとらないというものが挙げられたが、該当するポケモンはドオーしかいなかったので満を持して構築に参入してきた。しかしながら、ドオーが好きすぎるあまり投げまくっていたところ身代わり持ちのポケモンや龍舞ポケモンに起点にされて負ける試合が多かったので安易に選出しないようにはしていた。地震はコノヨザルを重く捉えるなら毒々でもいいと感じた。構築上、相手の水ウーラの水流連打に受け出すことはないので剣舞龍舞ポケモンに対してカウンターで居座り続けることができる天然でも困ることはなさそうだった。自分で考えた調整のポケモンの中で1番自信があるのでいっぱい負けたけどそれよりもっともっと活躍してくれてうれしかった。

 

選出

①初手ウーラオス+ヌメルゴン(orドオー)+カイリューorランドロス

本構築の基本的な選出。神速や地面打点、威嚇の欲しさでカイリューランドロスかは決める。クッション枠のヌメルゴンは相手の特殊ポケモンの少なさやステロの撒きたさでドオーに変えることもある。

 

②ウーラオス+ドオー+カイリューorランドロス

相手にドラパルトやコノヨザルといったサポートポケモンがいた場合の選出。ドラパルト入りには初手ウーラオス、コノヨザル入りには初手ドオーを投げる。

 

③オリーヴァ+アタッカー2

キョジオーン絡みの構築やドヒドディンルーなどの受け構築に対しての選出。アタッカーとしてドオー以外の4体から2体を選ぶ。

 

特に重いポケモン

・スカーフウーラオスより速いポケモン

・スカーフテラバパオジアン及び妖テラバパオジアン

・高速移動イダイトウ

・岩テラバの可能性があるゴリランダー

・キョジオーン+炎オーガポンの並び

 

結果

シーズン10最終6272

終わりに

最終4桁を目標にして組んだ構築で上位で通用するかは分からないですが、個人的には以前の構築記事では見ることがなかったスカーフ水ラオスとチョッキヌメルゴン軸のパーティーを開拓できたので大満足です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!