聖剣×災剣【ポケモンSV S16最終1677位】

はじめましてこんにちは、えがまるといいます。

エルレイド研究会の一員としてかねてよりの目標であった最終1000位代を達成できたので記念に構築記事を書きました。読んでもらえるとはちゃめちゃにうれしいです!

 

 

構築経緯

構築記事や動画で見た初手のチョッキエルレイドが先発としてかなり強かったのでここから構築を組み始めた。

 

次に初手でエルレイドとハッサムの対面ができたときにダブルウイングへの引き先がほしかったので持久力ブリジュラスをエースとしても採用した。

 

続いて2番手に投げるポケモンとしてツツミ以外の上から行動でき、一定の成果を確実に望める最速エナジーハバタクカミを採用した。

 

この3体では水テラ剣舞ビルドウーラにゴリ押しされて負ける展開が多かったり、サーフゴーに攻撃役のエルレブリが弱かったりしたので新たなエースとして電気テラスパオジアンを採用し、軸となる4体の並びができた。

 

そして補完枠としてエルレイドでは安定しないランド入り構築に初手から投げる弱保カイリューと妖の一貫切りができながらカミの代わりとして2番手を担える炎オーガポンを採用してメンバーが確定した。

 

コンセプト

エルレイドの初手における対面性能の高さを生かして戦う。

 

個体紹介

エルレイド

テラスタイプ:くさ
性 格:いじっぱり
特 性:きれあじ
実数値(努力値):175(252)-184(180+)-94(68)-*-136(4)-101(4)
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:サイコカッター / せいなるつるぎ / トリプルアクセル / かげうち


〈調整〉
HB…

特化カイリューのスケショ5発88%耐え

特化水ウーラオスの水流連打を確定耐え
HD…

臆病カミの眼鏡ムンフォを93%耐え

特化イーユイの眼鏡オバヒを確定耐え

 

本構築の要にして対ステロ撒き特攻を持った初手要因。

 

本構築では初手でカイリューと対面した際に安定する引き先がいないため、突っ込めるようトリプルアクセルを採用し、それに伴いhbラインもスケショ耐えあたりにした。ただ、トリプルアクセルは相手がカイリューにテラスを切らない甘えと7割ほどの命中率に依存した技であるため安定性がなく強くはなかった。

 

アイテムはすべての特殊ポケモン、特にトリル展開などの後発ガチグマに対応できるようチョッキにし、テラスはガッサイーユイ対面構築へ初手出しできるよう草にした。

 

また、初手のエルレイドは相手の初手妖テラス(カイリューやガチグマなど)に強くないため、裏に鋼打点持ちを基本選出として組み込んでおきたい。カイリューに対して引きが安定するポケモンだとなおいい。

 

・初手エルレイドに対するテラス傾向(4桁前半帯)

スケショカイリュー

→テラスはまず切られない

電磁波エアスラカイリュー

→やや切られないことが多い

渦アンコカイリュー

→やや切られることが多い

ランドロス

→切られないが蜻蛉で裏に引かれることが多い

グライオン

→切られないが守るで様子見される

赫月ガチグマ

→毒や妖の場合は切られる、もしくはカミ引き

ブリジュラス

→基本切られないが持久力の場合は切られることもある

コノヨザル

→まれに切られる

ディンルー

→大体切られるがタイミングはまちまち、切られないこともある

受け出してくるサーフゴー

→切られない

 

これら傾向を踏まえるとエルレイドのトリプルアクセルはケアされ、叩き落とすはケアされないことがわかる。なお、5桁帯や4桁後半にいるときは上記のどの対面でもあまりテラスは切られなかった。そのため上位帯になればなるほどトリプルアクセルの採用価値は薄くなり、代わりに叩きなどその他の技の有用性が増すと推測される。

 

また、ガチグマと初手で対面した際は弱点聖剣でも1発で落とせることは少ないのでテラスやカミ引きをケアしてサイコカッターを押すのがよい。

 

ブリジュラス

テラスタイプ:みず
性 格:ずぶとい
特 性:じきゅうりょく
実数値(努力値):197(252)-*-166(4+)-146(4)-115(236)-107(12)
持ち物:パワフルハーブ
技構成:ラスターカノン / りゅうのはどう / エレクトロビーム / ボディプレス


〈調整〉
HB…

b=2n

特化パオの氷柱+聖剣を残飯込み97%耐え(残飯なしなら58%耐え)

※残飯でないならbに60振り、上記95%耐えにしたい
HD…

臆病カミのムンフォが残飯込みで確定3発

特化イーユイのテラス放射確定耐え

特化イーユイのオバヒ81%耐え

特化メガネイーユイの放射56%耐え

C…

c=2n

S…ミラー意識

 

初手エルレイドがきついハッサムのダブルウイングへの引き先として採用した第2の軸。相手にブリがいるときはエルレイドが倒されたあとに出てくる不意の後発持久力で詰まないようにこちらもブリをなるべく選出した。

 

最終日前夜までハーブは残飯、エレビは10万で使用していたが、レート溶かしついでにシーズン序盤に思いついたまま試すことのなかったこの型を試したところ思ったより強かった。

 

持久力×hd振りであらゆる方面に硬くありながら火力もあるという夢のようなポケモンだった。持久力ブリは水テラ剣舞ウーラなどに対して場に登場直後の火力のなさからゴリ押しされる点が弱みとしてあるが、これをエレクトロビームにより解消できる点が非常に強かった。エレビ採用によりボディプを押す回数が目に見えて減ったのでここをテラバにするとランドブリアシレ構築などに臆せず投げれるようになり強いかもしれない。龍波は流星との選択になりそう。また、hd振りを活かしたミラコも新たに採用候補になるか。ラスカをヘビボンにするとエレビを見て瞑想を積んでくるカミに対して大きなアドを稼げるが妖ブリを倒せなくなるため悩ましい。

 

テラスは水テラウーラに抗うための水にした。

 

パオジアン

テラスタイプ:でんき
性 格:ようき
実数値(努力値):187(252)-153(100)-101(4)-*-86(4)-191(148+)
持ち物:オボンのみ
技構成:つららおとし / こおりのつぶて / テラバースト / つるぎのまい


〈調整〉
HB…

特化ハチマキウーラの水流連打オボン込みで確定耐え

特化適応力イダイトウ♂のウェブタを81%耐え

陽気パオの等倍聖剣+氷柱+不意をオボン込みで80%耐え

陽気パオの等倍氷柱×2+礫をオボン込みで95%耐え
A…b4振りイダイトウ♂を無振りカミのムンフォ+パオの等倍テラバで確定
S…準速パオ+3

 

エルレイドと残飯ブリでは水テラ剣舞ウーラがきつかったので入ってきた第3の軸。

 

hに極振りすることでウーラの等倍インファやイダイトウのウェブタを大体耐えるようになるためかなり安定感のあるエースだった。粉イダイトウ相手に技を外しても勝ったときはさすがに脳汁が出た。パオミラーで負けないのもよかった。

 

火力のなさに泣く場面は多かったが、それよりも耐久力の高さに笑う場面の方が多かった。

 

草テラスも試したがウーライダイトウミトムへのピンポイントメタすぎて他に弱かった。

 

ハバタクカミ

テラスタイプ:ほのお
性 格:おくびょう
実数値(努力値):137(52)-*-101(204)-155-155-205(252+)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:シャドーボール / ムーンフォース / マジカルフレイム / ちょうはつ


〈調整〉
HB…a4振りブリのアイへ確定耐え
HD…

臆病ツツミのドロポンと-1ドロポン95%耐え

臆病カミの-1たたりめ81%耐え

特化ブリのラスカ93%耐え

※hに84まで振ると特化赫グマの-1ブラムンと-1ハイボと-1真空波を93%で耐え、臆病カミの-1たたりめを確定耐えになる

S…ミラーで上から行動するために最速

 

困ったら2番手に投げる役として採用したポケモン

 

カミの型には最後まで悩んでいたがカミで削って裏のパオで縛る動きが無難に強かったのでしっくりこない型でも十分に活躍はしてくれた。

 

技はミラーやエルレが何もできずに負けるゴテラパオを意識したシャドボと起点作成阻害のための挑発は確定で、自身の行動回数を増やして裏の起点を作成するマジフレもほぼ確定。残りのひと枠はガチグマに打てて無難なムンフォにした。凍風だとランド系サイクル構築に対しても強気に出していけ、妥協版電磁波としても使えたので悪くなかった。

 

テラスはパオがいる都合水ウーラ相手には切る必要がないので水にはしなかった。代わりに自身がエースとして浮遊鋼テラス組を殴りにいく選択ができるよう炎にした。

 

カイリュー

テラスタイプ:はがね
性 格:いじっぱり
特 性:マルチスケイル
実数値(努力値):197(244)-199(212+)-121(44)-*-121(4)-101(4)
持ち物:じゃくてんほけん
技構成:アイススピナー / じしん / しんそく / アクアジェット


〈調整〉
HB…特化パオのマルスケ込み半減氷柱+弱点聖剣確定耐え
HD…臆病カミのメガネテラスムンフォをマルスケ込み確定耐え

 

本構築最大の問題枠にして第2の初手役。

 

ランド系構築に対して初手エルレイドが安定しなかったのでそこに投げる駒として採用した。しかし、蜻蛉やゴツメで弱保が無駄になる場面が多く、蜻蛉にブリを合わせに行ってもステロを撒かれて結局弱保が無駄になるなど様々に問題があった。

 

ただ、点火したときの爆発力は凄まじく、アクジェにより相手のカミがストッパーにならない点は優秀だった。

 

テラスは初手パオ対面で弱保を発動させるための鋼。

 

オーガポン


性 格:いじっぱり
実数値(努力値):187(252)-154(0+)-104-*-122(44)-157(212)

持ち物:かまどのかめん
技構成:ウッドホーン / ツタこんぼう / がんせきふうじ / アンコール


〈調整〉
HB…陽気a164振りハチマキホムラの晴れ半減大憤激確定耐え
HD…臆病メガネカミのテラスジェム68%耐え
A…+1岩石でh84,b4振りホムラを67%の乱数2発
S…

スカーフかつ-1最速ホムラ抜き

最速90族&準速104族抜き

 

カミに変わる2番手かつ妖一貫切り要員。

 

調整や型はオーガポン採用前の本構築が勝てない晴れ展開に勝負を挑めるようにしながら初手投げも想定したものに整えた。sはもちろん欲しいがママンエルフパオやスケショ神速カイリューなどhbに厚くしたい相手は多かったのでかなり調整には悩まされた。

 

あと、ウッドホーンの代わりに剣舞を入れてアンコ→剣舞と使いたい盤面がそこそこあった。

 

とはいえ投げた試合で活躍しない試合はなく、常に一定の成果を上げ続けてくれた。

 

選出

・ガチカイ炎ポンパオカミウーラブリ

→先発エルレイド 後発カミパオ

メモ:

対パオカミウーラ

初手エルレでパオを襷まで持っていく

→先制技に合わせてパオバック

→礫で倒すか裏のポケモンをおびき出す

→ウーラ出しならテラバで倒す

→カミ出しならエルレ切りでカミ展開

→残りのポケモンを倒して勝ち

→初手ゴテラはまず負ける

 

・ディンカイサフゴカミパオウーラ

→先発エルレイド 後発カミパオ

 

・ランドブリアシレ+パオカミなどランド系サイクル

→先発カイリュー 後発ブリエルレパオから2体

メモ:カイリューの弱保は大切にしたいのでできそうなら蜻蛉にブリを合わせたい

 

・パオカミイダイ対面

→先発エルレイド 後発カミパオ

メモ:

初手がステロ撒きならエルレで相手の2番手カミの削りができるため、相手のカミをこちらのカミで倒してイダイトウに削りを入れ、パオのテラバでしめる。

初手がパオならこちらのカミでパオを倒し、相手のカミに削りを入れたあとパオの礫で倒す。ここでカミから削りを受けるとウェブタを確実に耐えられないので負け濃厚

 

・ランドアロキュウトドツキ

→先発カイリュー 後発カミパオ

メモ:オーガポンのアンコール展開も候補

 

・キョジカイ+パオカミウーラ、フロル

→先発エルレイド 後発カミパオ

メモ:キョジオ軸にはカイリューの弱保を塩漬けで発動させにいってもいいし、ブリやオーガポンのアンコを絡めた戦い方でもいいが割と何でも負ける

 

・ママングライ+パオイー

→先発ブリ 後発ポンパオなど

メモ:ブリのみ確定、エルフ入りにはオーガポンを投げたい

 

・受けループ

→先発エルレイド 後発ブリパオなど

メモ:ブリのみ確定、ドヒドグライ入りには初手エルレ投げ確定、パオでラッシャに妖テラス切らせてブリの一貫を作るイメージ

 

・ステロ撒きがいる構築

→ 先発エルレイド 後発カミパオなど

 

・トリルガチグマ

→先発だれか 後発カミエルレ

 

・ラティハッサムカイリューハッサム

→先発エルレイド 後発ブリカミ

メモ:相手の初手がカイリューの場合はブリに即引き

 

・晴れパ(コータスカミホムラ)

→先発カミ 後発ポンカイリュー

メモ:

初手のコータスに対してカミで挑発を打ちながら切り気味に動く

→次にオーガポンを繰り出してコータスを倒し切る。そこから相手がホムラ出しならテラス岩石×2で倒し、カミ出しならテラスはせずにツタ棍棒で倒す

→そろそろ晴れが終わる

→最後に残ったホムラかカミに対してカイリューでテラスせずに突っ込みながら倒しにいく

 

※カミの枠は刺さりや気分でブリやオーガポンに変える

 

特に重いポケモン

初手飛行テラスカイリュー

初手渦アンコカイリュー

たまミミッキュ

hbテツノカイナ

キョジオーン

エンテイなど炎タイプのポケモン

電気テラス水ウーラオス など

 

結果

TNえがまる 1677位(最終最高レート1876)

第1目標としていたレート1900は達成できませんでしたが、第2目標であった最終1000位代を達成することができたのはうれしいです。正直なところ悔しい気持ちの方が大きいですがこの感情を糧にさらに精進します!

構築にアドバイスをくださったシグマさんやレブロンさんを初めとした方々には感謝しかありません。

ボンボヤージュ!

 

今期の思い出コーナー